真夏のヒトリ読書感想文
「シャボン玉同盟」
ジャンルとしてはSF?
ティーンの不思議な日常。
ネタバレ有感想。
・ジグソースイッチ
すごいいい設定。
ヒモを引くと体がバラける。
たまにヒモが生えて、
生えてる時期しかバラけれない。
バラしてお風呂に入る。
「まだ汚い」「いらない」とか言って、
内蔵とか取っちゃう。でも平気。
だんだんピースが細かくなっていって、取りやすいけど組み立てが難しくなる。
中身が空っぽになっただけで、見た目は変わらない。
綺麗な存在でいたい、爽やか?な、内蔵のない子。
最後のバタバタはあれは、あんな叫んじゃったとこを見られた後に普通にしてたけど、ちょっとは噂が広まってくると思う..
広まったとこまで書いてほしかったかな。
・シャボン玉同盟
明るい学生生活を否定してちょうどよくあろうとする。文面的には最初のうちはすごいつまらない主人公。
「世の中、女、女、女、女だらけだ。」とのことで、
恋、おしゃれ雑誌、ゲームにも興味がない。
お金持ちの友達がいるが、そいつだけテンションの高い状態。
キョンと似てるが、
でもキョンはもっと「ちょうどよくあろう」とする文章と、朝比奈みくるの萌え言動風貌説明が多すぎるので、こっちの方がずっと早く読みすすめられる。
同盟感の少ないまま会話が定型文のまま、
ときめき感がまだ足りない感じで話が終わる気もする。
・世界を征服する前に
意識高い自分至上主義系レズ。
最近、「映像研には手を出すな!」を読んだので、あんな感じのパワフルで若干アーミーな思惑をしてる、ヤバめの背の高いクラス一の美人のイメージが湧いた。
見えない階段がある、という例えがすごいいい。
・連れ恋
主人公がカラを破り、ピヨピヨ、初恋?
不思議ちゃんが最後に出てきて超微量の恋をしかけて終わった。
SF。よくわからないうちに終わった。